貧血検査について
貧血で最も多いのは、ヘモグロビンの原料である鉄が不足しておこる鉄欠乏性貧血です。特に成長の著しい思春期には、鉄欠乏性貧血になりやすいので注意が必要です。貧血とは血液中の赤血球数や赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)の量が減少した状態をいいます。ヘモグロビンは肺で受け取った酸素を全身の臓器や組織に運ぶというとても大切な働きをしています。ですから貧血になると、いろいろや臓器や組織が酸素欠乏を起こすということになります。
貧血の診断のための血液検査では、具体的に以下のことを調べている。鉄欠乏性貧血の診断を受けると、鉄剤を処方され、食事で鉄を摂るようにとの指導を受けることが多い。なお、表中の赤血球の数、ヘモグロビン、ヘマトクリットは、献血の際の血液検査でも出してもらうことができます。
貧血の検査は、赤血球数、血色素量とヘマトクリット値によって貧血の有無が判定されます。ヘマトクリット値とは血液中の赤血球の占める容積パーセントです。この三者の値から赤血球恒数と呼ばれる、MCH(平均赤血球血色素量)、MCHC(平均赤血球血色素濃度)、MCV(平均赤血球容積)などが計算され、これらによって貧血の原因がおよそ推定されます。貧血とは、赤血球や血色素が不足した状態ですが、危険なほどに進行した重症な貧血でも、徐々に進行した場合には、自覚症状がなく、貧血とは気づかれないことが少なくありません。