貧血とは
貧血とは、血液中の赤血球(ヘマトクリット)の減少や、赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)の量が少なくなった状態をいいます。貧血には原因によっていくつかの種類がありますが、最も多いのがヘモグロビンの原料となる鉄が不足して起こる鉄欠乏性貧血です。
貧血の大部分は体内の鉄分の不足によるもので、女性に多くみられます。とくに無理なダイエットや偏食などによる若い女性の貧血が増えています。不摂生な食習慣を改めて、鉄分を多く含む食品を積極的にとるように心がけましょう。自分では気づかない程度の少量の出血でも、長く続けば貧血になります。たかが貧血と放っておいたら胃潰瘍が悪化していた、というようなことも多いのです。また血液の病気やがんなどが原因のこともあります。
赤血球にはヘモグロビンが含まれており、体内に酸素を運搬する役割を果たしています。鉄はヘモグロビンに欠かせない成分であるため、鉄が不足することで貧血が起こり、この状態を鉄欠乏性貧血といいます。症状はだるさや息切れ、めまい、顔色の悪さなどで、原因は出血や鉄の摂取不足です。鉄欠乏性貧血は月経時の出血のせいで、男性より多くの鉄を必要とするため女性に多いのですが、男性でも、潰瘍や悪性腫瘍、痔などの慢性的な出血があるときには鉄欠乏性貧血になる恐れがあります。