ベーチェット病について
ベーチェット病は、トルコの眼科医ベーチェットが発見し、世に発表した病気なので、発見者の名前を取ってベーチェット病と呼ばれています。原因が分からない難病の一つで、膝と足首の間辺りをはじめとして、手首にもしこりを伴った紅斑ができる病気です。しかしこの、ベーチェット病のしこりは小型で、ほとんどのものは皮膚の深いところには達しない、皮膚の浅いところにできる傾向にあり、一週間くらいで消えるので、他の病気でのしこりか区別しやすいので発見しやすいといわれています。
ベーチェット病の原因は今も不明ですが、何らかの体の中で起こる原因・内因や体の外から与えられる原因・外因が関与することによって白血球に異常が生じるということ、発病の条件に組織適合性抗原のHLA-B51が大きく関与していることから、HLA-B51をはじめとした複数の発症感受性遺伝子があると考えられています。
ベーチェット病の治療は、全身的に血管の閉塞が起こりやすいので、抗凝固療法や血管拡張療法を行います。口腔内潰瘍には、口腔用のケナログ、アフタッチを用います。各種症状が反復する場合には、コルヒチン、エパデールなどが有効です。虹彩ぶどう膜炎には、リンデロン、ネオーラルを用います。急性型には、プレドニン、エンドキサン、イムラン、メソトレキセート、サラゾピリンなどの免疫抑制薬を内服します。