心筋症について
心筋症とは心臓の機能不全を伴う心筋疾患であり、心臓の筋肉(心筋)が極端に厚くなることや(心筋肥大)、薄くなったり、硬くなったりする心臓障害で、心臓のポンプ機能が低下し心不全症状を引き起こしたり、不整脈を合併して放置すると突然死につながることもある病気です。
心臓は一分間で約五リットルの血液を送りだし一日で流れる血液量は約七千二百リットルとなり、その心臓のポンプ機能をつかさどるのが、収縮と拡張を繰り返す心臓の筋肉で、この心筋が障害される病気の一つが心筋症です。心筋症の九割以上は拡張型心筋症、肥大型心筋症、虚血性心筋症で占められ、残りの一割弱はアルコールの飲み過ぎに伴うアルコール性心筋症やその他の二次性心筋症です。
拡張型心筋症の治療は大きく分けて、心不全に対する治療(ジギタリス剤などの強心剤、利尿剤、血管拡張剤)、合併症のうち、とくに不整脈や塞栓症に対する治療(抗不整脈剤、抗凝血剤のワーファリンなど)、さらに心筋症の進行を少しでも防ぐ治療の3つが基本となります。閉塞型心筋症で内科的治療では効果が不十分な時、以前は肥大した心筋を切除するか、切開するかの手術をしていましたが、最近ではカテーテルを使う新しい治療法も開発されつつあります。