肝臓の働きと構造
肝臓は最も重い臓器で、人間の体の中でとても重要な働きをしてます。 胃や腸で消化された栄養分は 消化管壁の門脈によって吸収され肝臓へ送られます。 肝臓ではそれを分解合成して貯蔵し体が利用しやすい形で供給しています。そのほか脂肪の消化吸収に必要な胆汁の生成やアルコールや薬の代謝および解毒をおこなうなど人体の中で、いわば化学工場としての働きをしているのです。
肝臓の位置は腹部の上方で中央から右上にあり、横隔膜直下にあって、下面から見ると右葉、左葉、尾状葉、方形葉に区分されていて、中央部には肝門があります。門脈、総胆官、肝動脈がここから肝臓に出入りしています。大きさでは体の中で最も大きな臓器で、男性の場合1kgから1、5kg、女性の場合でも0、9kgから1、3kgほどで、全体重のおよそ2%にあたります。
肝臓の働きは、とても幅広く腸で吸収されて門脈を通ってきた栄養分のうち、ブドウ糖をグリコーゲンに変えてしばらく蓄えます。ほかにたんぱく質のアルブミンなど血液中の重要な物質を作ったり、アンモニアなどの物質を分離します。さらにコレステロールから胆汁酸を作り、赤血球のヘモグロビンから生じたビリルビンを胆汁として胆管に分泌しており、これらの働きは肝細胞が中心になって行っています。