肝臓がんについて
肝臓にできるがんは、原発性肝臓がんと転移性の肝臓がんの2つに分類されます。転移性の肝臓がんは、その性質を転移元の臓器の細胞に大きく依存するため、治療方法などがそれぞれに異なります。
原発性肝臓がんには、肝細胞から発生する肝細胞がと、胆汁が通過する胆管の細胞から発生する胆管細胞がんの二種類があります。その頻度は原発性肝臓がん全体の中で、肝細胞がんが90%以上を占め、胆管細胞がんは3%程度に過ぎません。このため日本で肝臓がんといえば、通常は肝細胞がんのことを指します。
硬変の症状とほぼ同様、全身倦怠感、易疲労感、食欲不振、やせ、腹痛、微熱など。進行した場合、肝腫大、腹水、黄疸、体重減少、胃・十二指腸潰瘍からの大量出血。また、リンパ節、肺、骨、副腎などへの転移後は咳、血痰、リンパ節の腫大や、骨痛などです。
肝臓ガンの治療は手術による切除が基本となっています。手術前には,超音波,CT,血管撮影でガンの位置と広がり具合が確認されます。開腹をして手術最中の肝臓直接に超音波画像診断装置の探触子をあて,腫瘍と血管の状態の精確な立体画像をモニターでみながら手術を進めます。かっての肝臓手術は出血が多かったですが,超音波メスや,マイクロウェーブなどが使用されるようになり,出血はきわめて少なく,安全な手術になりました。