肝硬変について
肝硬変の原因としては、ウイルス性肝炎、栄養障害、アルコール類の飲みすぎ、糖尿病、寄生虫、結核、梅毒などがあります。これらのうち最も多いのが、ウイルス性肝炎(C型・B型肝炎)にかかり完全に治りきらないうちに治療を止めたために、肝硬変に進む場合があります。また、アルコール類を多量にのんだ場合や栄養障害による場合もあります。そのほか、心臓病などで肝臓に血液がたまって起こるうっ血性肝硬変、胆汁の通過障害から起こる胆汁性肝硬変などがあります。
肝硬変は最初のうちは、自覚症状のないのが普通であったとしても、少し食欲がないとか腹がはる程度で見過ごされてしまいます。肝硬変を見つけるには、手の親指や小指の付け根のふくらんだ部分が赤くなる、腕や肩など上半身にくもの足に似た赤い斑点がでる、男性の乳房が女性のように膨らむことなどがあげられます。肝硬変が進行すると、肝臓が硬くなるので、血液の流れが悪くなり、肝臓の門脈の血液が滞留することになります。
そのほか腹腔のなかに水がたまり、腹水を生じることが多く、ひどくなるとおなかが膨らんで、蛙腹とよばれるような状態になってしまいます。肝臓は病気が進行するまではっきりした症状が出てきませんので、年に一回は生活習慣病予防健診で、肝臓の検査を受け肝臓に異常がないかチェックしましょう。また、疲れやすい、だるい、などのからだからのサインをキャッチしたら、早めに専門医を受診しましょう。