ウイルス性肝炎について
ウイルス性肝炎はウイルスの種類によってA型肝炎,B型肝炎及びC型肝炎などに分けられます。このうち,慢性肝炎から肝硬変,肝がんへと移行する可能性があるのはB型,C型肝炎です。 肝炎になると,肝臓の細胞が壊れて,肝臓の働きが悪くなります。肝臓は沈黙の臓器と言われ,重症化するまでは自覚症状の現れないケースが多くあります。 A型肝炎ウイルスによる肝炎です。汚染された飲料水や生食などから感染し、ときに集団発生することがあります。
ウイルスに感染してから2〜6週間後に発病します。典型的な例では発熱、全身倦怠感、嘔気、おう吐、悪心、腹痛、食欲低下で発病します。ときに、筋肉痛、関節痛、頭痛などの症状も見られます。発症後数日から数十日の内に黄疸が出現します。合併症としてはまれに急性腎不全、溶血性貧血、再生不良性貧血、低血糖発作などが見られます。
ウイルス性肝炎の治療は、とにかく肝臓の負担を軽くすることにあります。バランスのとれた食事をとること、身体を休めること、肝臓を休ませること(アルコール摂取は厳禁)が必要です。C型慢性肝炎では、肝庇護療法のほかに、インターフェロン療法が根治療法としてわが国では10年前より導入されましたが、約4割の人に著明な効果が得られています。