多発性硬化症について
多発性硬化症は中枢神経系の脱髄疾患の一つです。私達の神経活動は神経細胞から出る、神経の線も髄鞘というもので被われています。この髄鞘が壊れてむき出しになる病気が脱髄疾患です。この脱髄が斑状にあちこちにでき、病気が再発を繰り返すのが多発性硬化症です。多発性硬化症というのは英語のの頭文宇をとったもので、病変が多発し古くなると、少し硬く感じられるのでこの名があるのです。
主な症状は口腔内アフタ、皮膚症状、眼症状、外陰部潰瘍の四症状で口腔内アフタとは、口の中の粘膜にできる痛みを伴う潰瘍のことです。アフタと言われて解らない方でも口内炎はよくできると自覚していられる方が多いと思います。皮膚症状はいくつかのものがあり、まず主に足にできる結節性紅斑とよばれる痛みを伴う赤い皮下結節血管に沿って赤く腫れて痛みも伴う血栓性静脈炎、いわゆるニキビのような毛膿炎様皮疹がその症状です。
急性期・増悪期の短期治療
1)メチルプレドニゾロン・パルス療法(ソルメドロール1000mg点滴、3ー5日間) 再発・増悪の早期に開始します。
血液脳関門の破綻を修復し、機能障害からの回復を早める短期効果が認められます。
2)短期メドロール内服療法(漸減して3週間で中止)
数カ月の観察ではパルス療法と同等の効果が報告されています。
3)血漿交換療法(プラスマフェレーシス)